千葉商科大学の取り組み

 DCA資格制度のことを表すキーワードに「特定サーバー管理者」があります。

 その語感からすると、DCAはITエンジニアの志望者がターゲットの資格制度なのか、という印象も抱きますが、それは誤解です。ここで特定されているのはインターネットを使った情報発信に関するサービスですが、「特定サーバー管理」には、そのためのサーバーマシンの管理者だけでなく、Webサイトやブログ、SNSなどを開設している者も該当します。コンピュータの管理であればITのエンジニアが対象になりますが、ブログやSNSの管理者となるともっと幅広い層が対象になりそうです。

 現在では、これらのWebサービスをビジネスで活用することを求められていますが、その根本には、発信される情報(コンテンツ)に対する信頼性の確保が不可欠です。DCA資格制度の目的は、このインターネット上にあるコンテンツの信頼性確保にありますので、その意味からも、本学のような社会科学系の大学にこそマッチした資格であると考えています。

 千葉商科大学には、DCA資格認定に必要とされる知識ドメインの内容とは非常に親和性の高いカリキュラムが各学部ですでに用意されており、通常の授業を受けるだけでDCA3級の取得が可能です。